MISSION私たちが目指すもの

 

持続可能な漁業の推進と海洋環境の保全をおこなうことにより、
「海と人の発展的な共存を達成すること」を目指しています

これからの海との関わり方

人類がこの地に誕生して現代に至るまで、人間は海から多くの恩恵を受けてきました。
しかし今まさに数万年と続く海と人間の良好な関係も期限を迎えようとしています。
残念ながらこれは事実です。

多くの海で以前からその兆候は見えておりました。
地球規模で言うと、温暖化や海洋汚染、磯焼けなどが資源の枯渇の原因として挙げられますが、日本特有の問題である乱獲・乱売・乱消費があります。

現在の日本の沿岸漁業の漁師の平均年収が200万円以下と、言われていることは皆さんご存知でしょうか。船が出る条件が整えば、雨の日や風の日でも危険な海に出て、命を懸けて漁をすることが、漁業従事者の仕事です。しかし先の理由により水産資源は刻一刻と少なくなっています。この場合漁業従事者はどうすればいいのでしょう。

少なくまだ十分に育っていない水産資源を生活のためにできるだけ集め、二束三文の価値で市場に流し、消費者に届ける…漁業従事者もわかってはいるものの、毎日の生活のためにやらなければならないのが今の現状です。

このことが繰り返されることにより、海の環境問題と相まって、水産資源は減っていく一方という負のスパイラルが起きてしまい、改善するには誰かの犠牲の上ではないと成り立たないということがわかります。

私たちは、海と人間の関わり方を改める必要があります。

大きな変革をしなければ、この問題を改善・解決する方向にすら進むことができません。